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神奈川県庁でプレゼンさせていただきました。

2026年6月29日


1.重要文化財をもつ神奈川県民!


 神奈川県庁は、本当に美しく素晴らしい建築です。

父が横浜出身、両親とも平沼高校出身だったので、 わたしは幼いころから横浜で過ごすことが多かったのですが、

わが子が歩き出すとすぐ、キングを見せに行ったものです。


キング:神奈川県庁

クイーン:横浜税関

ジャック:横浜市開港記念会館


現在、県庁は改修され、文化財であったゆえに

すぐに手をつけられなかった内装壁面には

県内の木材で、美しく化粧され、トイレなどもきれいになりました。

まるで映画のような正面階段の大理石とフランクロイドの丸い電灯!

そうして、むかしむかしのビンテージエレベーターも健在!

いまとなっては、神奈川県庁か、日本橋三越だけでしょうねえ。


神奈川県庁の屋上からは横浜を360度見渡すことができます。 近くの旧横浜市庁舎(現・星野リゾートホテル)でランチを楽しみながら、 ぜひ一度足を運んでみてください。


…って、本題前に長くなっちゃいましたが。



2.災害時の情報は、2本の柱があります。


 このところ、地方自治体様へのプレゼンが続いているのですが、

災害時の情報は大きく分けると2種類になります。


1.災害情報…被害状況の集約、主にインフラ関係

2.被災者支援情報…傷病者、被災者等に関する情報


この二つの情報は、災害の各フェーズで重要な役割を果たします。 発災後、Ⅰ.人命救助 Ⅱ.応急支援 Ⅲ.復旧復興 という

フェイズで支援が行われるのですが、

それらが適用され、予算化されるのは国から災害指定がなされてから。


つまり、その承認が出なければ、地方自治体の自腹で

住民の支援が必要になります。


ですから、1.インフラの被害 2.被災者の状況や支援内容のボリューム を

的確につかんで、迅速に外部支援へつなげる必要があります。



3.被災者支援システムとクロノロジー


被災者支援システムについては、マイナンバーの普及と

近年SNS的な要素も加わりデジタル化がすすめられています。


しかしながら、現場で支援していると

じつはその前段階のアナログ部分こそ、

構造のシステム化が必要だと感じます。


クロノロジーというのは、マンパワー支援の時系列記録をさします。

一人一人の被害状況を把握し、生活再建するまでの状況を

行政側はつかみ、その結果によって 予算申請を行うことになります。


ですが、災害時には 刻一刻と現場は変化してしまい、

記録したかと思うと、次の瞬間には全く違う課題が出て来たり

被災者本人が移動してしまったり、その情報をおいかけることは

かなり難しいのが現状です。



4.福岡県朝倉市の被災者支援記録



被災地の報告書をいくつも拝見した結果、 もっともすすんでいると防災界でも評価されている、

朝倉市へ、6月度に視察ヒアリングにおじゃましました。


その内容につきまして、各地方自治体さまの導入事例をまじえ

プレゼンさせていただいています。


朝倉市でのすばらしさは、1週間ごとに 災害状況と被災者状況を

きちんとまとめて議会報告しているところなのですが、

シンプルにまとめられた報告書の理由は「デジタル」よりも

そのまえにある「アナログシステム」の卓越した工夫です。


状況を記録チームを構成し、市役所だけでなく消防分団も

その活動を担います。

水害の多い朝倉市では、避難が基本となりますが

「ひとりも残さず避難するまで働きかける」という、

市民に対するあつい気持ちをもっておられます。




5.神奈川県の令和8年度に期待


神奈川県はこれまで、全国モデルとして国予算で

「官民連携による被災者支援ネットワーク」を構築し、

県庁内のシステムに反映することを想定していました。


令和8年度以降に、このデジタルシステムを

新しくすることが決まっており、

一方で 被災者支援ネットワークは県の自主事業となります。


首都圏直下型の大きな被害を想定しながらも、

神奈川県民は、関東大震災以来、大規模災害の被災経験をもちません。

その中で、新たなシステムや想定をすることは、とても大変です。

ましてや、人口が多いうえに、各市町村のキャラが強いですからね…


県庁の皆さんのご苦労は推して知るべし…ですが、

わたしたちのプライドであるキングをまもりきった神奈川です。

神奈川の未来に、大きく期待しています。




 
 
 

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