熊本の皆さまにお見舞い申し上げます。
- 栄子 宇田川
- 8月7日
- 読了時間: 3分
1.熊管こと熊本マンション管理組合ネットワークに大きな感謝とお見舞いを…
ちょうど少し前に、前回の震災の振り返りをしたばかりだというのに…
熊本の皆さまにお見舞い申し上げます。
前回の地震で、マンション被害が大きく、その状況には驚くばかりでした。
皆さんのお話を聞くにつけ、都市計画の重要性も同時に感じましたし、
熊管の皆さんの努力によって、どれほどマンション防災が進んだのかと
実感します。
今回、相談会を開くということで、どれほどの方が救われるだろうと
感じつつ、一方で 自分たちはそこまでできるだろうか…という思いです。
2.再建と復旧はちがう
一昨年、わたしは職業訓練校の「建築構造学」で外れてしまいました。
職業訓練は異なる分野でなければいけない上に、上限が35歳でした。
この年になって、構造学をやっていないと無理だな、と思ったのはマンション。
新規に図面をひくのと、復旧のための知識はまるで違うので
構造学をやらなくては無理だと思ったからです。
建設建築現場にいたので、たとえば茅ヶ崎市役所立替時に
どのようにすべきか?という概要は分からないではありませんでした。
これまでの建築界の蓄積があって、八戸図書館と構造が似ていたために
もしも、立替が出来なかった場合は、L字型の一部をカットして
振動の波がぶつかり合わないようにする…そのくらいでしょうか。
3.復旧の専門家育成が待たれる
手前味噌ですが、かながわ311ネットワークの「マンション防災リーダー講座」は
受講するだけの価値があると思っています。
とくに、熊本メンバーの実際に被災し、どのように再建したかの体験や
古賀教授の建物復旧のおはなしは、それ自体で
何度でも聞きたいと思うところです。
お話を伺っていて、これは生まれながらのセンスなんだなあとも思いますが
ジャッキアップして、鉄骨などを補強する…そのテクニックには目を見張ります。
4.事前防災とよばれるインフラ部門
先ごろ、ビックサイトの「事前防災」エキスポに来場しました。
わたしの前職が出ていて、ご挨拶できたのもよかったですけど、
わたしが見たかったのは、非破壊検査がどこまですすんでいるのかということ。
少し前に軍艦島が世界遺産となりドラマになりましたが、
そのマンション群をどのように補強したのか、知りたいと思っていました。
施工会社からその展示があって、じつに面白かったです。

コンクリに亀裂が走れば、中の鉄骨がやられていくので
補強していくわけですが、多くの場合は塗装か、接着剤による補強です。
けれども、表面塗装してしまえば、中で進んでいく劣化が見えなくなり
対応が難しくなってしまうのです、
この部分に対応する施工法を軍艦島では実施していて実に面白かったです。
5.防火水槽の検査を水を抜かずに実施
もうひとつ、面白かったのが 大阪大学と企業がタイアップした、
「水を抜かずに防火水槽を検査できる」装置。
消防法により、防火水槽を定期的に検査するわけですが
水を抜いて検査するために、たとえば、検査の最中に火災があったら…
という不安がつきまとっていました。

この点を解決しているのが、面白く、たとえば 水道管の中でも
鉄骨を非破壊で探せるために、水がたまった状態で検査できます。
これらの技術が、もっともっと取り上げられるといいのになあ。


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