足立区でプレゼンさせていただきました。
更新日:10月21日
1.2つの川
江東5区と言われますが、日ごろ地図で見ている地域を実際歩くと
まるで映画のように状況が浮き上がります。
隅田川と荒川…その2つが最も近寄る区域へご案内いただき
そこに暮らす方々の声をうかがいました。
2.地図に描かれないハザード
小学校の親御さんのご意見で、きちんとマイタイムラインに
対応していないために「災害が来たら避難だ」と思い込む方は多いと
うかがいました。
ハザードマップが周知されている、マイタイムラインが周知されている、
その一方で、「災害=避難」というバイアスを生んでいるというお話でした。
地図や数字に落としにくいハザード…そのひとつが「バイアス」です。
3.バイアスは自分では見えない。
昨今、日赤さんが受賞した動画が素晴らしいのですよ。
すでにご覧になった方も多いかと思うのですが
私は、まるで童話のようなストーリーでとても気に入りました。
▼「不安が見えなくなるメガネ」
4.バイアスのハザード…それこそミティゲーション。
FEMAのNIMS…ICSという言葉を生んだ本家教科書ですが、
NIMSは、災害を4つの分けています。
Ⅰ.インシデントマネジメント(事前防災)
1.プリピアードネス(事前準備)
2.ミティゲーション(被害拡大要素の緩和) Ⅱ.クライシスマネジメント(災害対応)
3.レスポンス(災害対応)
4.リカバリー(復旧・復興)
バイアスは、被害拡大の要素なので「ミティゲーション」として対応します。
5.ミティゲーションとは
ミティゲーションは医療の世界では「緩和療法」という言葉で知られていますが
緩和…だけでなく、爆弾などを抑え込むような激しい動きもさします。
ミティゲーション…のステップをNIMSでは以下のようにしめしています。
わかりにくいので Ex.として「トイレ問題」になぞらえてみます。
〇Hazard Reduction(ハザード低減) Ex.利用トイレの確保・既存トイレの使用可否判断
〇Exposure Control(暴露低減) Ex.汚染エリア分離・男女多目的の区分・動線分離
〇Vulnerability Reduction(脆弱性提言) Ex.要支援者優先動線、夜間照明、手すり簡易補助
〇Redundancy(代替手段確保) Ex.校庭トイレ⇒体育館トイレ⇒簡易トイレ⇒校舎トイレ
このように、拡大しないように予防する一方で、
いざ拡大したときに、隔離したり、移動したり…というプランBが必要となります。
6.過去の教訓をいかす!移動はひとつの活動
来年度のぼうさいこくたいが「仙台」となりました。
当時、仙台の若林地区で、地震だと考えて避難した瞬間に
津波警報が鳴り、移動が難しかった…というお話を何度も伺いました。
一方で、能登の際には避難所に物資が届かず、
ご高齢者をバスで移動させたものの、着いた時には亡くなられていた方も。
移動にはリスクが伴います。
そのリスクを軽減するのもまた、防災計画です。


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